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大災害債券(CATボンド)とは

大災害債券(CATボンド)とは






大災害債券(CATボンド)とは

  • 大災害債券(英語:CAT/Catastrophe bond)とは、自然災害(地震や台風、ハリケーン等)が発生した場合に保険金の支払いに充てる債券のことです。 損害保険会社などが大規模自然災害の補償で損失が出ることを回避するために発行する債券です。



大災害債券(CATボンド)の特徴

大災害債券(CATボンド)は、発行体が保険会社等で、償還期限までに自然災害が発生しなければ、大災害債券(CATボンド)に投資した投資家は、元本(がんぽん)利回りが受け取れる仕組みとなっています。一方で、償還期限までに自然災害が発生すれば、保険金の一部を負担しなければならない可能性がある債券です。自然災害が発生し、その損害額が一定額を超えた場合に保険金として取り崩す仕組みとなっています。ゆえに、大災害債券(CATボンド)は、保険会社等が支払う保険金の一部を肩代わりする契約を債券とした金融商品です。自然災害が発生した場合は、元本割れの可能性があるため、利回りが高いのが特徴です。利回りは、一般的な債券より高く、通常はLIBOR(ライボー)に一定のスプレッドが上乗せされます。

つまり、大災害債券(CATボンド)は、保険会社にとっては再保険の代替手段です。再保険ではリスクを別の損害保険会社が負うことに対し、大災害債券(CATボンド)は、投資家がリスクを分散して負うことになります。投資家は大災害債券(CATボンド)を保有すれば高い利回りを受け取れますが、あらかじめ取り決められた自然災害が発生した場合には、元本が受け取れなくなるなどの不利益があります。一方、大災害債券(CATボンド)の発行体は、これで得た資金を補償に充てる仕組みになっています。

自然災害は、金融市場相場の急騰や急落と関連しないため、オルタナティブ(代替)の投資対象として投資されることが多い金融商品です。












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