イールドカーブ(利回り曲線)は、国債への投資の指標として、また将来の景気や金融政策を予測する指標として利用されますが、イールドカーブは時間の経過とともに変動しています。この変動のパターンは、以下の3つが代表的なパターンとなっています。
スティープ化は、長期金利が上昇して短期金利との差が拡大しイールドカーブが急な傾斜を描くことです。将来の景気が好転すると予想されれば、将来の資金需要が増加して長期金利が上昇し、イールドカーブが急な傾斜を描きます。これを「スティープ化」といいます。
一方、将来の景気悪化が予想される場合、将来の資金需要が減少しますので、長期金利は低下し、イールドカーブの傾きが小さくなります。これを「フラット化」といいます。
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