中央銀行は、一国の金融機構の中核となる銀行のことで、日本では日本銀行、米国ではFRS(連邦準備制度)、EU諸国ではECB(欧州中央銀行)がそれにあたります(ただし、米国の場合は、単一組織としての中央銀行はなく、FRSが中央銀行制度として存在しています)。
中央銀行には以下のような役割があります。
中央銀行は、以下の3つの役割を持つ金融機関です。
中央銀行は、これら3つの役割を担っています。
また、これらに加えて、公開市場操作(オペレーション)をはじめとする金融政策を行い、経済を円滑にし、公共の利益を擁護する業務に従事する機能を果たす金融機関です。
最後の貸し手とは、中央銀行が金融機関の現金準備の最終のよりどころとしての信用供与を意味し、この中央銀行の最終のよりどころとしての機能をラストリゾートといいます。中央銀行は銀行券の唯一の発行者として、銀行券の万全の信認を得る責任を負っています。この銀行券の信用の秩序の維持が危機にさらされた場合には、信用供与を行って信用供与の回復を行うことになります。1965年に証券不況により危機に陥った山一証券や大井証券に、日本銀行が貸出を行ったことがその例となり、この際行われた融資を「日銀特融(にちぎんとくゆう)」といいます。
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金融政策
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