1996年に導入された制度で、EU(欧州連合)やEFTA(欧州自由貿易連合)で構成されるEEA(欧州経済領域)が形成する単一市場で適用されています。域内では、銀行だけでなく保険会社や投資運用会社も免許を取得すれば業務可能となることから、単一パスポート制度と単一市場によって欧州の金融業は大きく発展しました。
英国の主要産業の一つは金融業です。英国は1986年以降、外資系の金融機関を積極的に誘致して、世界から多くの金融機関が集まり、英国の金融街であるシティ(The City)は大きく発展しました。しかし、2016年に起こった英国のEU離脱(ブレグジット)に伴い、今後EUとの交渉で英国が移民制限を優先し、ブレグジットがハードブレグジットとなった場合、英国はEUの単一市場から撤退となり、英国を拠点とする金融機関は「単一パスポート制度」が使えなくなり、英国の金融街シティ(The City)の地盤沈下が進む、との懸念が指摘されています。
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