PERを見る際は、実績PERと予想PERの両方を見るべきですが、一般的には予想PERの方がよく見られる傾向にあります。それは株価が将来の業績を予想して変動するからです。ただし、そういった見方は米国ではされません。米国では実績PERが重視されます。というのも、予想はあくまで予想、来期の利益がいくらになるかの予想は曖昧なので、実際に達成できた実績をもとに計算された実績PERが重視される傾向にあります。
日本では予想PER重視、米国では実績PER重視の傾向があることから、外国人持株比率が低い銘柄に関しては予想PERを、外国人持株比率比率が高い銘柄に関しては実績PERを重視すると、理にかなった投資法となるのではないかと思います。また、銘柄によって、どちらのPERが重視されて推移しているか、銘柄ごとのクセを掴んで、どちらのPERを参考にした方が良いかを判断すれば成功の確率は高まりやすいです。ただし、PERはそもそも曖昧な指標ですので、PERの水準だけに頼った投資は避けるべきです。他の株価指標と併用して判断しましょう。
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