自社株買いを行う理由は企業によって様々ですが、企業買収時の株式交換に備えて、自社株を保有しておく場合や、株価下落に対抗するための策として実施する場合が多いです。
企業が自社株買いを行うと、自社株を買うために現預金が減少します。また株主資本が減少し、株主資本比率が下がることになります。そのため、ROE(株主資本利益率)が上昇しやすくなります。
企業が自社株買いを行うと発行済株式数が減るので、EPS(1株当たり利益)が上昇しやすくなります。また発行済株式数が減って配当総額が減りやすくなります。
企業が自社株買いを行うと、EPS(1株当たり利益)が上昇しやすくなるので、株価にとってはプラス要因となります。ただ、自社株買いは、理論上は株価には中立と言われていますので、自社株買いが必ずしも株価の上昇につながるわけではないということは気を付けておく必要があります。
日本と米国の自社株買い指数やS&P500の自社株買い額の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。
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