企業の研究開発費は、会社四季報の「研究開発」の欄などで確認することができます。
企業の研究開発費は将来の成長に向けての先行投資です。企業は常に将来の利益に向けた研究開発が必要です。商品や製品はライフサイクルが短く、研究の速度もはやいので、あっという間に陳腐化します。ゆえに、企業は今だけを見ていないで、次々に新しいものを開発して発展しなければならないのです。
将来にどれだけ先行投資をしているか、これからの発展に向けてどれだけ力を入れているのかは、研究開発費に表れます。研究開発費が多いからといってヒット商品が生まれるわけではありませんが、研究開発に積極的な企業はその可能性が高くなりますし、その積極的な姿勢は商品の競争力強化にもつながります。モノに不自由しない時代でも売れるものは必ずあります。それを生み出す可能性があるかどうか、将来性があるかどうかを研究開発費の増減で判断することになります。
研究開発費は、売上高との比率で判断します。これを「研究開発費売上比率」といいます。研究開発費売上比率が高い企業は研究開発型の企業で、先端の研究が必要な製薬やハイテク企業は高くなりやすいです。ただし、研究開発費売上比率は、数年間継続して増減をみておくことが大切です。その変化率で研究開発に積極的か消極的かを判断します。
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