中国の証券取引所は、中国本土の上海市場、深セン市場と、香港市場があります。
上海市場と深セン市場は「中国本土市場」と呼ばれ、それぞれ「A株市場」と「B株市場」があります。
A株(A株市場)とは、中国国内の投資家と、ある条件を満たした特定の投資家向けの市場です。A株は人民元建てで取引されます。
B株(B株市場)とは、中国国内の投資家と外国人投資家向けの市場です。外国人投資家とは、中国人からみた外国人投資家です。B株は、外貨建てで取引されます。
例えば、日本の投資家が中国株を取引しようと思った場合、上海B株市場か、深センB株市場か、香港市場で取引することになります。
上海B株市場は米ドル建て、深センB株市場は香港ドル建て、香港市場は香港ドル建てで取引されます。
「H株」や「レッドチップ」というのは、香港市場の銘柄です。
H株は、中国本土で登記・事業展開をしていて、香港市場に上場している純中国企業で、中国の法律が適用される銘柄を指します。
レッドチップは、海外で登記し、中国本土で事業を行って、香港市場に上場している銘柄です。タックス・ヘイブンで登記されている子会社が多い傾向があります。
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