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株式投資に必要な資金

株式投資に必要な資金






株式投資に必要な資金

投資で気を付けておかなければならないのは、どのような投資でも”不確実性が伴う”ということです。不確実性は「リスク」と言われ、投資した当初に期待していた収益が得られない、もしくは損失が出てしまう場合があるということです。投資に確実性はありません。投資には必ず不確実性(リスク)が伴います。株式投資は、一般的にリスク性の高い投資であるとされています。株式を「リスク資産」と言ったりもします。ゆえに、株式は「ハイリスク・ハイリターン」の金融商品と言えます。リスク(不確実性)が高いので大きく儲かることもあるが、大きな損失になることもある、それが株式投資です。ですので、はじめのうちから大きな投資をするのは相当危険です。株で成功する人の割合が一般的には2〜3%程度とされていますので、初心者の方がその2〜3%の中に入れると、まず思わない方がいいでしょう。それだけ狭き門ですので、初心者の間は大きな金額での株式投資は避けるべきです。

株式投資をする際に、必ず守っておかなくてはならないのは、生活費やこれからの人生に必要なお金は使ってはならない、ということです。そういったお金に手を出して株式投資でつぎ込み、損失が出てしまえば人生がマイナスの方向へ大きく狂ってしまいますので、絶対にそういったお金で投資をしてはいけません。


リスク資産にどれほど資金を回せるかは、人それぞれ違うので一概には言えませんが、株式投資をするには、まず少額投資からはじめることを当サイトではオススメしています。


株式投資は10万円以下の資金でも十分楽しめるものです。


そんな少額で儲かるの?と思われるかもしれませんが、10万円以下の投資金額ではあまり儲かりません。ただ、この資金を2倍や3倍にすることは十分可能です。むしろ10万円以下の資金で2倍ぐらいに資金を増やせなかったら株式投資からは足を洗う、といった選択は〇だと思います。





というのも、10万円以下の投資金額だと、結構積極的な投資が行えるものなのですが、投資というのは金額が大きくなればなるほど、動くお金の量が大きくなるので、投資が難しくなってくるのです。ゆえに、10万円以下の投資金額で、まずは資金を増やすことを考えてみるのはいい選択でしょう。証券会社によっては単元未満株を取り扱っている証券会社もありますし、松井証券を利用すれば、1日の約定代金が10万円以下であれば手数料は無料ですので、松井証券で口座を開設して積極的にそのサービスを利用するといいでしょう。

ただ、10万円以下の資金で株式投資するのは、意外と難しいものです。買える銘柄が限られてきますから・・・。ですが、それだけ難しい環境の中で相場に勝って資金を増やすことができたら、なかなかの腕だと思って、そこから資金を少し増やす、といった方法は賢明です。

筆者がまずは少額で投資するのをオススメするのは、株式投資は「経験」が投資の成績に多大に影響してくるからです。あらゆる相場を経験してから投資金額を増やした方がいいのです。株式投資をこれからはじめる方で、負けることを積極的に考える方は少ないと思いますが、初心者の方は株式投資で必ず失敗すると思ってください。経験も知識も少ない状態ですから、失敗する可能性は相当高いと言えます。アベノミクス初期のような相場に運よく乗れた、というなら話は別ですが、株式の世界ではアベノミクスのような相場は50年に1度とか80年に1度と言われていますので、アベノミクスのような相場に出会えるのは稀でしょう。むしろ、アベノミクスのような相場では勝って当たり前なので、実際の株式投資の力量を計る材料とはなりません。





それらのことから、始めから大きな資金を投入してしまって、来るべきビッグチャンスの相場の時に資金がなくなってしまっていては、勝てるものも勝てませんので、まずは少額投資がオススメなのです。少額で投資をしている間に、たくさんの相場に出会って、経験を積み、株式の世界をできるだけ体感するのです。最初は10万円から始めてみるのがオススメですが、それではあまりに買える銘柄が少ない、といった場合は、30万円まで伸ばしてもいいかもしれません。30万円あれば十分戦えますから。

ただし、初心者の方であれば、その30万円がほとんどがなくなってしまうこと可能性は十分ありますので、余裕資金があればそれだけの資金を株式投資に使ってもいいかもしれません。

一般的には、最初の資金は50万円とか100万円で始められる方が多いですが、30万円で十分です。30万円を運用してあらゆる相場に出会って、その都度、何が原因で相場が動いているのかを分析していけば、3〜5年で実力がついていると思います。

株式市場の相場は、概ね7年周期だと言われています。気の長い話ですが、7年と7年で14年あれば相場をひと通り経験できることとなります。ゆえに、3〜5年では相場感は身に付きませんが、急騰、急落の相場は経験できるかと思います。そういった相場にどんどん出会って、実力を磨いていくと投資の実力はアップしていきます。株式市場では急落や暴落の場面は必ず来ます。それを経験していない時から大きな資金を投資にあてるのは無謀です。急落や暴落で資金は一気に吹き飛んでしまいます。急落や暴落もその都度パターンは違ってきますし、それらを経験して、リスクへの備えができる状態になってから、少し資金を増やす、といった方法の方が賢明でしょう。

始めは少額投資で・・・と上記で言いましたが、少額だからいいということではありません。株式投資は経験が成績に大きく影響してきますので、少額の中で、日々積極的に取引を重ねることをオススメします。とにかく取引量、売買回数です。10万円でも取引は結構重ねられるものです。

例えば、松井証券で1日の約定代金が10万円以下なら手数料無料のサービスを利用するとします。そして、株価200円で100株単位で売買できる銘柄があったとします。この銘柄を売買するとしたら、10万円で1日2回転させることができます。

「約定」とは、株式を買ったら1約定となり、その株式を売ったらそれも1約定となります。ゆえに、この銘柄を1日の間に1度買って売ると、約定代金は「株価200円×100株×2(買いと売りの約定数)=4万円」ということになります。10万円以下なら手数料が無料ですので、残り6万円の枠が残っていますので、もう一度売買できることとなります。少しややこしいかもしれませんが、簡単にいうと、この銘柄の場合、1日の間で2度、手数料無料で勝って売ってができるのです。10万円でも結構遊べるでしょ?こういったサービスを利用して、投資の経験を積んでいくのはいい選択だと思います。

1日2回取引できるなら2回取引する。とにかく少額でできるだけ取引する。そして、その一つ一つの取引の勝ち負けの原因を毎回考える、勝ち負けの理由づけは必ずする、そして、負けた時の原因となった行動は次の取引では絶対しない、といったことを繰り返せば、自分がどういった投資をすれば勝てるのか自分の投資スタイルが固まってきますし、株式投資では自分が取引している銘柄だけ見ていてもダメだ、全体も見ないと、と株式市場全体そして海外市況も見るようになってきます。取引の都度、なぜ株価がそういった動きをするのかの理由づけをしていれば、個別銘柄は個別銘柄の事情でだけ動いているわけではないことに気づいてきますので視野が拡がってくるのです。また、その都度負けた理由も考えていけば、損切りの重要性にも気付いてきますので、取引のスキルも上がってきます。

このように一つ一つ学習している段階では少額投資が基本です。むしろ初心者のうちにたくさん負けておいた方がリスクへの対応能力がつきます。この段階で致命的な負けをしないように、できるだけ少額投資で取引を繰り返すことが大切です。ここで大きな資金を使って取引するのは無能だと言えます。少額で株式市場を体感して、株式市場の怖さを知るべきです。そうやって学習していって、取引を常に重ねていき、10万円では満足できなくなってきたら30万円程度まで資金を増やしてみるのはいいのではないかと思います。

ただし、一つだけ言っておきたいのは、投資資金は30万円以上は増やさないことです。30万円の投資資金を投資でを50万円、または100万円にすることができなければ、自分は投資には向いてないなと思って、株式投資から足を洗うのは賢明です。また、投資をして損失が出て、30万円が20万円に減ってしまった。だから10万円を新たに足そう、といった行為もやめましょう。ドツボにはまるパターンです。その場合、減ってしまった20万円の資金で戦うことを考えるのです。その20万円の資金を30万円に戻すことを考えるのです。それを考えなければその先投資では勝てません。もしそれで30万円に戻せなかったら、自分は投資には向いてないと思って、投資はそこでやめるべきでしょう。

株で成功する人の割合は2〜3%程度とされています

それだけ勝てる人が少ないのです。言うなれば、投資家の上位2〜3%の人しか生き残れない世界です。
違った言い方をすれば、受験生で成績上位2〜3%の人しか入れない大学に自分が入れるかどうかです。そういった大学はよく聞く超有名超難関大学だと思いますが、その大学に自分が入れるかどうかで考えると、株式の世界は、いかに勝つのが難しい世界であるかがわかると思います。ゆえに、初心者の方が始めから大きな資金を株式投資に使うべきではないのです。まずは試しに10万円。10万円ならTV一台分程度です。TVの買い替えを諦めてそれを人生経験のために投資にあててみる、といったように、失っても生活に影響が全く出ない金額で株式投資は始めるのが妥当です。そして、つぎ込んでいい資金の上限は30万円が妥当です。30万円なら投資で失敗しても、頑張って1カ月働けば返せる金額だと思いますので、それを上限とするのがよいでしょう。

もっと資金を使って投資金額を上げたいのなら、投資で勝って稼ぐべきです。投資で100万円運用したい、と思うなら、30万円の資金を投資で100万円に増やしてそれを運用すべきです。間違っても株式投資に生活費をつぎ込むようなことはしてはいけません。大きな資金を投資したいのならその資金は投資で稼ぐ、鉄則です。あえて株式投資に使う資金の基準を設けるとするなら、絶対返してもらえない相手に貸せる金額、といったところです。









※その他「株の基礎知識」に関する記事は以下。




株式投資をはじめる前に



証券会社の選び方





株を買うメリットとデメリット



株式投資で得られるもの



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