ターゲットデートファンドは、投資家のライフサイクルを考慮して資産配分を行う投資信託です。具体的には、投資家の年齢など時間的側面に基準を置いて、予定される退職日、または退職年を基準として運用される投資信託です。
例えば、予定される退職日までの時間的余裕があるほと、リスクの高い株式などのリスク資産(危険資産)の比率を高くする運用が行われ、予定される退職日に近づくほど、リスク資産の比率を低下させる運用が行われます。もし、退職日が40年後だったとすれば、資産配分が大型株をメインに国内外の株式が90%となる一方、数年後に退職日が迫っているとすれば、株式のの割合は40%程度で国債など債券を60%にするなどの資産配分が行われたりします。
このターゲットデートファンドは、投資家にとっては、予定される退職日まで資産配分の比率が自動的に行われることがメリットとなります。ターゲットデートファンドを販売している側からすれば、販売した後の手間がかからないメリットがあります。
米国(アメリカ)では、投資信託全体が過去10年で1.6倍の成長であったのに対し(2019年時点)、ターゲットデートファンドは過去10年で4.3倍(残高は約1.1兆ドル)と急成長し、確定拠出年金プランのデフォルトファンドとして位置づけられています。
ターゲットデートファンドのメリットは、予定される退職日まで資産配分の比率が自動的に行われることですが、これは日本で普及してきている確定拠出年金プランとの相性がいいため、今後普及するとの見方が多いです。
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